とびらミュージアム西洋美術史を主題から引く

Mythologia Graeca in arte occidentali

ギリシア神話

古代ギリシア・ローマから20世紀まで、西洋美術はギリシア神話を繰り返し描いてきました。オリュンポスの神々の恋と争い、英雄たちの冒険、オウィディウス『変身物語』の変身譚、怪物たちとの戦いが、時代ごとに新しい姿で描き直されています。

凡例
  • 制作年・所蔵は一般的な通説によります。厳密な典拠が必要な場合は各リンク先で確認してください。

第一部 神々の物語Di deaeque

オリュンポスの神々の誕生・恋・争い。ヴィーナス(アフロディテ)と、ゼウス(ユピテル)の変身譚は、ルネサンス以降の裸体表現を正当化する主題として最も多く描かれました。

第二部 英雄譚Heroes

ヘラクレス、ペルセウス、テセウス、オデュッセウス、そしてトロイア戦争。武勇と苦難の物語は、君主の徳や国家の理想を託す公的な図像として重用されました。

第三部 恋と変身の物語(オウィディウス)Metamorphoses

オウィディウス『変身物語』は、近世の画家にとって最大の図像の源でした。水面の自分に恋したナルキッソスは水仙に、織りの腕で女神アテナに挑んだアラクネは蜘蛛に姿を変えます。

第四部 怪物と異形Monstra

ケンタウロス、アマゾネス、セイレーン、スフィンクス、キマイラ。人間の理性と獣性の境界を描く図像は、古代の神殿装飾から象徴主義まで通底しています。

第五部 古代の原典:ギリシア・ローマ美術Antiqua

ルネサンス以降の画家が模範とした古代彫刻・陶器・壁画。神話図像の「型」の多くはここで決まり、発掘のたびに近世の解釈が更新されました。

第六部 近現代の再解釈Aetas nova

象徴主義以降、神話は無意識・欲望・暴力、そして芸術家自身を語る語彙になりました。